普段あまり意識して生活していませんが、中学生のころに『側弯症(そくわんしょう)』と診断されて以来、身体の歪みとつきあっております。
側弯症というのは、からだを正面から見たときに、背骨が左右に湾曲した状態になっていることをいいます。 特に女性に多い病気で、日本での発生頻度は1~2%程度だそうです。症状に気づいていない方が多いのかもしれませんが、思っていたより少ないのでびっくりしました。
私が側弯症だと気づいたきっかけは、母からの指摘でした。お風呂上りに薄着でテレビを見ていたところ、母に「ちょっと体曲がってない…?」と言われたことを記憶しています。自分では気づいていませんでした。
病院で診てもらったところ、手術が必要なくらい大きく湾曲がでていたようで、とてもショックだったのを覚えています。珍しく学校生活を満喫していた時期だったので、「スキー学習行けないやん…」というショックも大きかった(笑)それどころじゃないんだけれども。
治療という治療はなく、まず症状の進行を遅らせるために、からだの型をとり、コルセットを作りました。鎖骨下から腰までをぴったり覆うもので、装着すると大分動きが制限されます。日常生活で装着しなければいけないものでしたが、学校につけていくのはどうしてもストレスになりそうだったので、就寝時だけつけていました。
それでも、夏は体が蒸れてとても不快でした。寝返りも自由にうてないので、普通に眠れることの有難みを実感しました…。
その頃の心境として、「どうして可愛い子にこういう病気がでないのか…。なぜブスにさらにハンデをつけるのか…。」という思いを切実に抱えていました笑(今でもそう思う…)
しばらく経ち、レントゲンを取り直したところ、なぜか症状が少し改善され、運よく手術は免れました。コルセットもだんだん身体に合わなくなり、しだいに病気を放置してしまいました。
今でも、症状として肩の高さの違いや、腰の高さの違い、胸郭の歪み…等が顕著に出ています。お腹を思いっきりへこませると、あばらの形の歪さが目立ちます。コンプレックスといえばコンプレックスで、普通に健康な身体が一番だとは思いますが、仕方ないな~とも感じています。
病気になったことの特権として、せめて同じ病気になった人と気持ちが分かり合えたらな、とは今も昔も考えています。
でも、なんだかんだ病気の放置はいけないので、ちゃんと今の状態を見てもらわなきゃなと思っています。ちょっとこわいけど!
あと側弯症の方には共感していただけるだろう、側弯症あるあるとして「身体が歪んでいる上に肉付きが貧相だと余計見た目が残念になる問題」。ちょっとでも改善したいので・・・
これで身体を動かしています。右の白いものは、ビヨンビヨン伸びるので、両手で持って背中にまわしてストレッチができます。二の腕はもちろん、肩甲骨がすごく使われるので、かなりおススメな品!
側弯症でも、できる範囲で美ボディを目指したい今日この頃です。